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リネオが京都マイクロコンピュータと提携

PARTNER-Jet と連携する 組込み Linux 開発環境を提供ハードリアルタイムのデバッグが可能 -ルネサス SH7751R、SH7760 に対応

2004 年 03 月 30 日   プレスリリース

デジタル家電や小型携帯情報端末などのコンシューマ機器向け組込み Linux、Lineo uLinux と統合開発環境 uLinux ELITE を提供するリネオソリューションズ株式会社 [英語表記: Lineo Solutions, Inc. 本社:長野県塩尻 代表取締役社長 牛山美信](以下リネオ)は、京都マイクロコンピュータ株式会社[本社:京都市西京区 代表取締役社長:山本彰一](以下 KMC)と提携しました。この提携に基づいてリネオが開発した、KMC 製 JTAG ICE デバッガ「PARTNER-Jet」と連携する組込み Linux 開発環境を 4 月下旬にリリースします。

製品名

KMC debugger support RENESAS RTS7751R2D Consumer Electronics Edition

ルネサステクノロジ社製 SH4 2D Graphicsボード(SH7751R搭載)に対応

KMC debugger support RENESAS MS7760CP01P Consumer Electronics Edition

株式会社ルネサス販売製 MS7760CP01P(仮称)オーディオボード(SH7760 搭載)に対応

製品の大きな特徴

Lineo uLinux ELITE と BSP、強力なデバッグ機能を備えた PARTNER-Jet の組み合わせは、今開発現場が求めている「開発作業の効率化」と「開発期間の短縮」をもたらします。

  • Linux カーネルおよびアプリケーションデバッグ

    KMC の JTAGICE「PARTNER-Jet」は、独創的で強力な Linux デバッグ機能を提供します。カーネルだけでなく、仮想空間上で実行するアプリケーションまで含めて、Linux 上で動作する全てのプログラムを ICE でハードデバッグする事が可能です。この PARTNER-Jet の強力なデバッグ機能を、Lineo uLinux ELITE BSP を導入するだけで対応可能となり、最適で効率的なデバッグ環境を簡単に構築する事ができます。

  • パッチ適用作業や基本動作確認作業から解放

    パッチ適用作業済みのパッケージを使うことで、Linux カーネルのバージョンの違いや、ライブラリのバージョンの違いなどによる煩雑になりがちなパッチ適用作業や基本動作確認作業から解放されます。

  • Real-Time 拡張デバッグ機能

    uLinux の大きな特徴のひとつである、Real-Time 拡張機能を使ったシステムの動作時デバッグを、PARTNER-Jet の高速な I/F を利用してスムーズに行えるようにする uLinux 専用の Real-Time 拡張デバッグ機能が追加されます。これにより割り込みの発生・応答処理状況や時間計測、各リアルタイムスレッドの CPU 使用時間を含む動作状況の把握が、専用表示形式を利用してより確認しやくすなり、PARTNER-Jet の本来の機能のソースデバッグ機能と併用することで、一連の仕組みを使用してのデバッグできる要素が大きく拡張されます。

Lineo uLinux ELITE と KMC PARTNER-Jet が連携

京都マイクロコンピュータ株式会社山本彰一(代表取締役社長)は次の様に述べています。 「リネオ社は Linux OS、弊社はデバッガ・ICE と、両者はそれぞれの製品を組込み Linux 向け独自に高度に進化させて来ました。しかし、技術が高度になっているために、それを利用するには専門の知識も多少は必要になってきております。今回の製品をリネオ社と開発できた事により、お客様に簡単で便利に使える組込み Linux 環境を提供できると考えております。技術提供会社が事前に機能を組み合わせて提供する事は、開発を効率化したいお客様には大きなメリットがあると考えております。」
リネオソリューションズ株式会社 竹内達也(CTO :最高技術責任者)は次の様に述べています。 「これまで KMC 様とは、両社のツールの連携や技術情報の交換などを行ってきました。今回の提携は、これまでの関係をさらに推し進めることになり、その成果として、お客様(開発者)にとって、従来と比較して、より効率的かつ使いやすい組込み Linux 開発環境を提供できるようになりました。ルネサスの最新 SH CPU 搭載評価ボードに対応する両社製品の組み合わせが、国内はもとより広く海外の開発者に受け入れられるものと確信しています。」

Lineo uLinux ELITE の概要

Lineo uLinux ELITE は、リネオが提供する組込み Linux(Lineo uLinux)を生成するための統合クロス開発環境です。SH、ARM、XScale、i386 などの各 CPU に対応する評価ボードに対応するアドインモジュール(BSP)と組み合わせて利用します。BSP は、ボードの特性に合わせて最適化された Linux カーネルやツールチェーンなどで構成されており、デジタル家電をはじめとして、コンシューマ機器などに搭載する組込み Linux 開発に幅広く利用できます。

京都マイクロコンピュータ「PARTNER-Jet」の概要

PARTNER-Jet は、従来機種の 3、4 倍の制御、通信速度を達成した最新の JTAG ICE です。またトレースメモリの大幅な増加、オプション機能接続インターフェースの搭載など、より進化した JTAG ICE になっています。さらに、複数の CPU を同時にデバッグするマルチコア対応も実現し、そして世界で初めて完全に MMU 対応を行い、Linux などの組込み OS のハードデバッグも可能にしています。デバッガユーザーインターフェースソフトは既存機種と共通で、弊社の従来機種のユーザ様には違和感なくお使いいただけます。

京都マイクロコンピュータ株式会社

1985 年の設立以来、開発環境の充実をテーマに製品の充実をはかってまいりました。ソフトウェア技術を中心に、それを活用するためのハードウェアも独自に開発、JTAG ICE、ROM インサーキットデバッガ、コンパイラなどの開発環境と、CPU ボード類を軸に時代のニーズにお応えする製品をご提供いたします。 組込み OS 環境での効率的なデバッグ等、今求められる技術、製品を開発する当社に、今後もご期待下さい。

本社

〒610-1104 京都市西京区大枝中山町 2-44
Tel:075-335-1050  Fax: 075-335-1051

東京オフィス

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京都マイクロコンピュータ株式会社

リネオソリューションズ株式会社

リネオソリューションズ株式会社は、組込み Linux オペレーティングシステムをコアとして、クロス開発環境、ソフトウェアおよびハードウェア評価デザイン、プロフェッショナルサービスなどの組込みソリューションを提供します。リネオの組込みソリューションは、お客様の組込み製品開発を容易にするとともに、開発期間を短縮することにより Time-to-Market を実現します。

本社/エンジニアリング センター

〒399-0651 長野県塩尻市大字北小野 1589-1
Tel:0263-56-2317 Fax:0263-56-2319

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