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組込み Linux 高速起動ソリューション "Warp!!" がインテル Atom に対応

2010 年 11 月 25 日   プレスリリース

リネオソリューションズ株式会社 [英語表記: Lineo Solutions, Inc. 本社:長野県 塩尻 代表取締役 二木健至](以下リネオ)は "Warp!!" をインテルアーキテクチャ(IA-32)Atom に対応させた ことを発表しました。Atom 対応の "Warp!!" は、12 月 1 日(水)よりパシフィコ横浜で開催される Embedded Technology 2010 組込み総合技術展で公開する予定です。

Linux を搭載した組込み機器が広まるにともない『起動時間の長さ』が大きな課題となっていました。 リネオは、2008 年から組込み機器を高速に起動させる仕組みとして "Warp!!" を提供しており、すでに多く の製品に採用されています。新たに Atom に対応となった "Warp!!" は、組込み機器で使われるほとんどの CPU アーキテクチャでの高速起動が利用可能となりました。

Atom 対応 "Warp!!" について

"Warp!!" は、Linux を採用した機器を高速に起動させるためのソフトウェアで、Linux 標準のハイバネーション のコンセプトを拡張しリネオが独自に開発した高速起動テクノロジーで構成しています。"Warp!!" を搭載する ことにより、電源が OFF の状態でスイッチを入れてシステムを利用可能な状態までに要する時間を大幅に 短縮できます。高速にシステムを起動できるため、機器の使い勝手の向上に大きく貢献します。また機器を 利用していないときは完全に電源を OFF にでき、従来のような待機電力を消費することもなくなり機器をエコ化します。

特徴
導入の容易さ
  • Warp!! Installation Kit を提供
  • Warp!! Installation Kit の説明手順に沿って進めるだけでターゲットボードに実装可能
高速起動の速さ
  • 通常起動の場合 54.72 秒
  • Warp!!搭載の場合 4.06 秒*

  • 測定した評価ボード
    Portwell NANO-8044-1600 (Intel Atom Z530 1.6GHz を搭載)
    System Controller Hub Intel US15W
    DDR2 533 1GB と SSD 32GB (PATA) を接続。アプリケーションは Fedora12
    *この起動時間の数値は、製品仕様に合わせたカスタマイズによりさらに短縮可能
柔軟性
  • 様々な記憶メディアからの起動が可能
  • 複数のスナップショットのハンドリングをサポート
  • ハイバネーション機能も選択可能

提供開始予定

12 月 6 日

リネオソリューションズ株式会社

リネオソリューションズ株式会社は、組込みLinuxオペレーティング システムをコアとして、クロス開発環境(Lineo uLinux ELITE)、ソフトウェアおよびプロフェッショナルサービスなどの組込みソリューションを提供します。リネオの組込みソリューションは、お客様の組込み製品開発を容易にするとともに、開発期間を短縮することによりTime-to-Marketを実現します。

本社/エンジニアリング センター

〒399-0651 長野県塩尻市大字北小野 1589-1
Tel:0263-56-2317 Fax:0263-56-2319

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